RfmのサンプルサイトをRails 2.3.2で動かすには

RfmのサンプルサイトをRails 2.3.2で動かすには、サンプルサイトのソースコードを修正したり、事前に設定を調整する必要があります。また、FileMaker Serverを動作させておく必要もあります。以下、ソースコード修正のポイントを端的に述べます。

app/controllers/art_controller.rbとapp/controllers/welcome_controller.rbにおいて、「require_gem "rfm"」となっている部分を「require "rfm"」に変更して保存します。

次に、app/controllers/art_controller.rb、app/views/art/list.rhtmlおよびapp/views/art/detail.rhtmlにおいて、「@params」を「params」に変更します。

config/environment.rbでは、FileMaker Serverに接続するためのRfm::Serverオブジェクトで使う情報を指定します。RailsFileMaker Serverを同じコンピューターで動作させている場合には次のように指定します。なお、この設定方法については注意すべき点がありますが、サンプルサイトの用途では特に影響がないので、別の機会があればそのときに解説したいと思います。

FM_CONFIG = {
:host => "127.0.0.1",
:port => 16014,
:account_name => "",
:password => "",
:database => "FMServer_Sample"
}

変更後、Railsアプリケーションの動作に利用しているWebサーバー(MongrelあるいはWEBrickが使われているはずです)を再起動します。controlキーを押しながらCキーを押して停止させた後、「ruby script/server」とタイプして再度起動します。

Ruby on RailsおよびRfmがインストールされていて、FileMaker Serverに接続できる状態になっていれば、「Awesome. You're ready to roll. Just click Show me the Site below to see FileMaker and Ruby on Rails in action.」という文章がhttp://localhost:3000/にアクセスして表示されるページの最下部に見つかるはずです。この文字列が表示されればサンプルサイトの動作準備が整ったと判断できます。

Rfmの機能概要を知るには、サンプルサイトのソースコードとあわせて、ドキュメント(http://sixfriedrice.com/rdoc/rfm/)を参照するとよいでしょう。バージョン0.2のときのREADMEであれば、http://www.famlog.jp/article.php?id=808に日本語訳もあります。